今回の記事は「カレー」についてです。
カレーといえば家でも学校給食でも人気のメニューですよね。
学校給食では今も昔も人気メニューの1位なんだとか!
そんなカレーですが、賞味期限についてしっかりと考えたことはあるでしょうか?
よく、「二日目のカレーは美味しい!」という風に言いますが、実際のところは衛生上の問題などはどうなのでしょうか?
そこらへんも含め、調査していきたいと思います!
Contents
1.カレーに賞味期限はあるのか?
家族みんなに人気のカレー。夕食にカレーを作ったはいいものの今日は皆の食べる量が少なくて余ってしまった。
そういうときってありますよね。明日も食べれるように冷蔵庫に入れたりしますが、そもそもカレーって保存しても大丈夫な食べ物なんでしょうか?また賞味期限はあるのでしょうか?
実は、カレーって菌が繁殖しやすいので保存には不向きな食べ物です。
菌が繁殖しやすくても加熱すれば大丈夫!と思っていませんか?
しかし、カレーには熱に強い菌が繁殖しやすいので加熱してもダメなんです。
ですが!手間はかかってしまいますが菌の対処も出来る保存方法があります。
なので、賞味期限は「ある」と言えます。
常温・冷蔵・冷凍、の順に3つの保存方法別に賞味期限を見ていきましょう。
① 常温保存の場合の賞味期限
条件付きで1日
常温で保存が可能なのはかろうじて冬だけで、春先~秋にかけては常温で保存しない方がいいです。
菌の繁殖は5℃から60℃の中で行なわれるので、5℃以下ならもう少し保存出来るそうです。
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② 冷蔵保存の場合の賞味期限
2~3日程度
出来るだけ早めに冷まして冷蔵庫に入れて保存するのがいいです。(詳しいやり方は見出し2に記載してあります)
自然に冷めるのを待つのはダメなのか?
自然に冷めるのを待つと、表面が冷めて中は温かいままの状態=菌が繁殖しやす環境になってしまうので早めに冷やすことをオススメします。
③ 冷凍保存の場合の賞味期限
1か月程度
②の冷蔵保存する場合と同じように出来るだけ早めに冷ましてから冷凍庫に入れて
保存するのがいいです。
冷凍で保存すると長持ちはしますが、じゃがいもや人参などの具材の食感が劣化してしまうデメリットもあります。
カレーは保存方法によって賞味期限が変わる食べ物です。
美味しく食べたいならあまり多く作り過ぎないことも大切かもしれませんね。
2.冷蔵庫だと長持ちする?
上記の見出し1にも書きましたが、冷蔵庫だと長持ちします。理由は菌の繁殖を防ぐことが出来るからです。
こちらでは見出し1にも書いた熱に強い菌(ウェルシュ菌)についても書いていこうと思います。
◆ウェルシュ菌って?◆
ウェルシュ菌は熱に強い菌です。
熱に強い=加熱しても死にません。なぜウェルシュ菌は加熱しても死なないのでしょうか?
ウェルシュ菌は増殖に適していない環境(今回の場合は加熱)になると芽胞というその環境に抵抗する耐久性の高い特殊な細胞構造を形成します。
この芽胞が100℃かつ1~6時間の過熱にも耐えることが出来ると考えられているそう。
そのため、通常の加熱調理では芽胞を死滅させることは出来ないようです。
ではウェルシュ菌に対策出来る保存方法はあるのでしょうか?
どう対処していけばいいのか、保存方法別に見ていきましょう。
①常温保存する場合
①1度カレーをよくかき混ぜながら加熱する。
②冷たい水に鍋ごとつけるなどして、出来るだけ急速に冷やす
③冷めたら蓋をして保存
②冷蔵保存
①冷たい水に鍋ごとつけるなどして、かき混ぜながら冷ます
OR
①小分けにしてしっかりと空気に触れさせ、冷却を速める
②冷めたら密閉出来る容器(タッパー・ジップ付きの袋など)に入れて冷蔵庫で保存
③冷凍保存
①冷蔵保存するときと同じように冷ます
②タッパーかフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存
補足☆冷凍で保存したカレーを解凍する際の注意点
※食べる前日に冷蔵庫に移して解凍する (低温解凍する)
※凍ったままの状態で電子レンジで温めると水分が飛んでしまうため、カレーがパサパサになってしまいます。この状態のカレーは美味しくないです。
※フリーザーバッグの場合は凍ったまま湯煎することでも解凍出来ます。
③解凍したら電子レンジで加熱もしくは鍋に移して火にかける
これで菌の繁殖を気にすることなく、保存したカレーを心置きなく食べることが出来ますね!
3.まとめ
いかがでしたか?
これから先カレーを作り過ぎてしまって保存に困っても、どう対処していけばいいのかわかったのではないでしょうか。
この記事を読んだ方が美味しいカレーをより一層美味しく食べることが出来たらいいなと思います。
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました!
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