どうも!かずです!
水墨画は、中国で産まれた絵ですが、最近では日本でも人気が出てきています。
水墨画とは、墨だけを使用して書かれた絵のことを言います。
初心者が気をつけるべき点、費用は髙いのか、簡単な描き方について、説明をします!
1.水墨画をする上で初心者が気を付けるべき点は?
水墨画は墨一色で、花鳥山水と言う物を描写したり、表現したりするものです。
墨一色と言っても、水を加える事によって、自然の色合いを感じられる描写が出来たりもします。
「墨に五色あり」と、言われるのは、このことからです。
水墨画は、墨の濃淡と、滲みとかすれを使って描かれる、墨と水の芸術とも言えます。
書いていく上で、濃墨、中墨、薄墨を調整するのですが、1番大事なことは、皿の上で、墨と水を筆に馴染ませる、筆の穂に墨を馴染ませる「調墨する」ということです。
濃墨を穂先でなく、穂の片側だけに付けたり、濃い墨の量を変えても、濃淡はさまざまに表現出来ます。
筆の角度や筆運びの速さによっても、変化します。
経験を積んで、水墨画には欠かせない美しい諧調を生み出すコツを身につけましょう。
2.水墨画の費用は髙い?
水墨画をするには、どの様な道具が必要なのか、どの位の費用が必要かを説明します。
- ・筆 初心者は、中筆が良いです。面相筆の細い物もあれば、重宝します。
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・墨 最初は、油煙墨を使うと良いです。
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・硯 粒子の細かなものが良いです。
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・紙 初心者のうちは、生紙の画仙紙が書きやすいです。
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・下敷き 白色のフェルトが良いです。
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・筆洗い 水彩用のバケツかコップが良いです。
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・絵皿 日本画用の物が良いです
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・文鎮 紙を押さえられれば良いです。
費用としては、いろいろな趣味がありますが、道具に掛ける費用は、それほど高い物ではありません。
作品が出来上がったら、裏打ちをして、マット付きの額縁に入れるのも良いし、掛け軸にするのも良いでしょう。
マット付きの額縁も値段は3,000円位からありますし、掛け軸にするのも、値段をあまり掛けなくても、制作して頂ける所もあるので、費用としては、高い物ではありません。
水墨画というと、非常に敷居が高く聞こえますが、実際にその世界に飛び込んでみると、案外、そうでもなかったりするのが水墨画の世界です!
教室に通うのであれば、教室代は、月2回で4000円くらいが妥当かな思います。
まずは、近所に文化センターなどがないかを探して頂ければ良いかなと思います!
3.水墨画の簡単な描き方を伝授!
水墨画は、最初に竹、梅、菊、蘭墨「四君子」を練習して書くと良いです。
四君子とは、これらの植物は気品があって、高潔な君子の様であることから名付けられました。
四君子が、初心者の画材として重んじられているのは、その書き方の中には、ほかの題材を描く時に用いられる基本的な描法が、含まれているからです。
水墨画に、良く竹が書かれている絵を良く見かけますが、竹には、基本的な技法が、詰まっています。
まずは、初心者に簡単な水墨画で、竹を書いてみましょう!
・筆の準備をします。
筆は、全部ほぐして使います。
そして、水につけてタオルかティッシュで、拭き取ってから墨をつけます。
・基本的な描き方
①絵皿に墨を入れて、筆に含ませて紙に太く(筆は寝かせる)横に1本の線を書きます。
何度も何度も書いて、同じような線がかけるように、練習します。
②次に、細い線(筆を立てる)を、筆先だけで書けように、練習します。
この太い線と細い線は、水墨画を書く時の基本であり、そこにぼかしを加えてにじみを出して行きます。
・ここから、竹の描き方になります!
①筆に墨を含ませます。
筆の毛先半分ほど、濃い墨を含ませます。残った部分に絵皿で薄めた墨を含ませます。
②竹の幹を描きます。
筆を横に倒して、上に竹の幹を書いて行きます。
曲がらない様にしっかり押さえておきましょう。
この時、さっさっさと書かないと、墨が滲み過ぎてしまいます。
竹の節のところで、1回ピタッと、止めるのです。
「竹の節の所で止める」を繰り返して書きます。
③2本目の竹の幹を描きます。
2本目は曲がるように筆を倒して書きます。
水分を多く含まないようにして、かすれが出るようにすると、見栄えが良くなります。
④節を作ります。
竹の幹を書き終わったら、節の部分に線を入れましょう。
⑤葉っぱを描きます。
筆の先を整えて、少し立てるのです。そして、素早く抜き上げます。
濃い色の葉と、薄い色の葉があると、奥行きが出てきます。
⑥竹の枝を描きます。
枝は節から生えている事を、意識しましょう。
中筆でも良いのですが、面相筆の細い線筆があると良いです。
枝もたけの幹と同じで、筆を止めながら書くと良いです。
4.まとめ
文字だけ見ていたら、難しいと思いますが、実際にここで紹介させてもらった竹の書き方をそのままやって見ると、簡単に竹が書けるかと思います。
何度も何度も挑戦してみて、竹の書き方と基本を自分の物にして下さい!
完成した作品を、額縁に入れるのも、また掛け軸にしてみるのも良いでしょう!
水墨画の世界を是非楽しんでみて下さいね。
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