どうも!かずです!
2016年の8月に、2020年の東京オリンピックの追加種目に空手が、選ばれました。
日本生まれの武道で、すでに、オリンピック競技になっている、柔道と比べると、空手のルールや、競技種目は、知らない方が多いかもしれませんね。
今回は、東京オリンピック空手競技のルールや会場、型や流派、注目選手(男女)を紹介をしていきたいと思います!
Contents
1.空手のルールや会場は?
東京オリンピックに採用された空手の競技は、「形」と「組手」の2種類です。
まず、「組手」の紹介からしたいと思います!
組手の競技は、相対する選手が、技の攻防を実際にして、ポイント制で得点を争う競技です。
「空手は、スポーツである」という、考えなので、危険の技は禁止されています。
全ての技は、コントロールをされている必要があり、頭部、顔面、頸部、関節、股間への攻撃は、負傷させやすいので、負傷させた場合は、罰則が与えられるルールとなっています。
投げ技も認められていますが、危険行為はもちろん禁止となっています。
10セカンドルールがあって、倒れてしまった場合、10秒間で立てない場合は、倒れた選手は棄権と見なされてしまいます。
競技コートは、8m x 8m。広いような狭いような、といったような広さですね。
競技時間は、男子は3分、女子は2分となっています。
階級分けは、体重別となっており、世界大会では男女それぞれ5階級制になっています。
男子は、-60kg、-67kg、-75kg、-84kg、+84kg
女子は、-50kg、-55kg、-61kg、-68kg、+68kg
となっており、大体5キロ刻みで階級が分けられています。
得点の呼称は、1本は「3ポイント」、技ありは「2ポイント」、有効は「1ポイント」となっています。
勝敗の決定の方法は、
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競技時間内に8ポイントの差を付けた選手の勝ち
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棄権、反則、失格があった場合には、対戦相手の勝ち
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競技時間の終了した時点で、取得したポイントが多い選手の勝ち
以上の3点で勝敗を決定します!
続いて、「形」について紹介をしていきます!
形の競技は、オリンピックにおいては、「堺空手連盟(WFK)」で定められた形(約75種類)の中から選んで、突きや蹴りの力強さ、性格性とともに「演武する形」の持っている意味の理解など、総合的に競います。
形の競技の構成(流派の指定形)は、流派がいくつもあって、それぞれ形が違います。
試合で使用する形は、流派によって異なります。
松涛館流、和道流、糸東流、剛柔流が、四大流派なので、それぞれ「第一指定形」と、「第二指定形」とに、定められています。
後ほど、それぞれの流派の特徴についてもご紹介します!
形の指定競技は、第一指定があれば、選手は所属している流派の第一指定形の中から選んで、演武をします。
それ以外の形を、演武すると、失格となってしまいます。
競技コートは12m x 12m 。組手よりも少し広めとなっています。
勝敗の決定の方法は、
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① 2人の選手が、赤と青に分かれて、順番に演武を、披露
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② 演武の前に、形の名前を申告してから、競技開始
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③ 5人の審判員の旗の表示(赤と青)の数の多い方が勝ち
以上の3つの段階を踏みながら、競技を進めていきます。
空手には、寸止め空手、フルコンタクト空手の2種類あります。
寸止め空手は、伝統派の空手で、柔道と相性が良い技術体系の空手
フルコンタクト空手は、打撃を主力にして戦うことが想定された空手
となっています。
そして、会場です。
会場は、日本武道館で、行われます。まさに武道を行う場所としてふさわしい会場となっております!
所在地は、「東京都千代田区北の丸公園2番3号 北の丸公園内」 です。
日本武道館は、1964年の東京オリンピックの柔道競技の会場として、オリンピックのレガシー施設の内の1つとされています。
「日本武道の聖地」とされまして、柔道、剣道、空手道、弓道の稽古場、競技場として、使用されて来ました。
1966年には、ビートルズを初めとして、いろいろなアーティストやグループが、コンサート行っていますし、格闘技の興業、大学の入学式、卒業式、企業の株主総会などにも利用されており、現在では武道以外でも広く使われています。
2.型や流派を調査!
形の競技の構成(流派の指定形)は、空手には、流派がいくつもあって、それぞれ形が違います。
前述しましたが、形は、試合で使用する形は、流派により異なります。
これから、空手の流派としての、四大流派の説明をしていきたいと思います。
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①松濤館流
・遠い間合いからの飛び込んでくる攻撃が強み
・攻撃技や受け身などの1つ1つの動作が、ダイナミック
・伸びやかな体の使い方をする
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②和道流
・無駄な動きが少ないのであります。
・発祥元が柔術なので、投げ技とか足技が多い
・動きの動作で、突っ込みや、流し突きなどがある
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③糸東流
・精神教育に、重点を置いている
・実践的な肉体鍛錬に重きを置いている
・首里手と、那覇手の両方の流れを受けている
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④剛柔流
・接近戦に強い
・守りの為の払いや受け身に強い
・那覇手から、独自の研究を加えて生まれた
どの流派にもそれぞれの個性があり、同じ空手でも全く異なるものなので、大変興味深いですね!
3.東京五輪での注目選手(男女)を紹介!
ここからは、東京五輪でメダル獲得が狙える日本選手の紹介をしていきたいと思います!
形競技の男子、女子、組手競技の男子、女子の順で紹介をしていきます!
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・形(男子)
・喜友名 諒 (沖縄県)
・新馬場 一世 (兵庫県)
・林田 至史 (長崎県)
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・形(女子)
・清水 希容 (大阪府)
・宇海 水稀 (長野県)
・大野 ひかる (大分県)
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・男子組手
・荒賀 龍太郎 (京都府)
・篠原 浩人 (大阪府)
・西村 拳 (福岡県)
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・女子組手
・植草 歩 (千葉県)
・山田 沙羅 (東京都)
・染谷 香予 (茨城県)
これらの選手に注目をして試合を見てみると、面白さもまた変わってくるかと思います!
是非、チェックしてみてください!
4.まとめ
組手では、「寸止め(伝統派空手)」と、「フルコンタクトの防具付き空手」がありますが、採用されたのは、寸止め空手です。
寸止めといっても、技は攻撃部位に当たる前、軽度の接触で技をコントロールします。
形の競技は、世界選手権(WFK)の定めた形の中から、選んで演武をします。
形によっては、ダイナミックな動きのものもあるので、見ていて楽しいかなと思います!
日本の選手の活躍を期待し、私たちが応援することで選手の力になっていきたいですね!
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